山本 山本多次元空中表示プロジェクト
代表者
山本 裕紹 | Hirotsugu Yamamoto
メンバー
八杉 公基 | (福井県立大学) |
陶山 史朗 | (宇都宮大学) |
池田 威秀 | (宇都宮大学) |
天野 敏之 | (客員教授,和歌山大学) |
高田 英明 | (客員教授,長崎大学) |
竹内 秀明 | (客員教授,東北大学) |
伊藤 篤 | (客員教授,中央大学) |
時本 豊太郎 | (客員教授,XAiX合同会社) |
伊藤 竜成 | (客員教授,株式会社ソリッドレイ研究所) |
竹田 幸弘 | (客員教授,日本カーバイド工業株式会社) |
桑田 宗晴 | (客員教授,三菱電機株式会社) |
研究開発内容
空中ディスプレイによる表示内容を多次元化する.具体的には,ライトフィールド3D表示技術による空中3D表示,奥行き融合錯視(DFD)による空中DFD表示,さらに赤外線の集束による熱分布の空中表示など,多感覚技術を加えた多次元空中ディスプレイ技術を開発する.開発した多次元空中ディスプレイを用いて,生物に対してインタラクティブで豊かな刺激を提示し,その反応を観察するVR動物学実験手法を開発する.メガネなしで水中も含めて自由空間中に映像を提示する技術,遠赤外線の集束による空中ヒーター技術とそれらのキーデバイス技術(山本),指向性散乱と錯視による長視距離や全周型の3D表示技術(陶山),カメラ-プロジェクター同軸光学系を用いたプロジェクションマッピングおよびUVを含む超フルカラープロジェクション技術(天野),隔離された環境にある2個体の間で視聴覚情報を制御した形で通信する情報基盤の開発と通信におけるクロスモーダル処理技術(高田)を研究開発し,メダカをはじめとする行動生物学実験(VR動物学実験)により有効性を実証する(池田,八杉,竹内).派生技術の特許出願とともに,空中ディスプレイに関する国際標準規格の開発(山本),水族館や動物園ならびに博物館での実用化(池田,伊藤)や派生技術のディジタルサイネージへの応用などの新しいサービスの開発と社会実装(時本,竹田,桑田)にも取り組む.
3年後の到達目標
大型の科研費(学術変革領域や基盤研究A・S)の申請を行う.要素技術については総務省系やJST系の予算申請を行う.国際標準化に関する経済産業省の国プロ申請を行い,3件のNP提案を目指す.3件以上の特許を申請する.NatureやScienceなどIF10を越える学術誌に1本以上の論文掲載を目指す.
業績